八丈島の海は、蛇行してしまった黒潮の影響で、冷水域に入っています。黒潮の内側に入ると、水位が下ってしまいます。大潟浦の海もいつもは海の中だったところ(白く見えるところ)が見えています。
潮が引くとできる小さな海の潮だまりも影響を受けています。
満潮になっても新しい海水が入って来ず、日に照らされ続け、こんな事になってしまいました。
オレンジ色や、ピンク色の潮だまりができていました。どうして、こんな事になったのかは分かりませんが、自然のいたずらって、面白いですね。
そして、陸のお話。
大賀郷園地の周りには、八丈島に自生していなかった植物がたくさん見られます。
島のいたるところで目にするコスモスのような黄色い花、オオキンケイギク。
私は、八丈島ではあまり見かけないと思うのですが、園地の周りで見かけるようになった、ヤナギハナガサ。ガーデニングでおなじみの、バーベナと同じ仲間なので、そっくりな花が咲きます。
養生中の芝生から出ていた、ムラサキツユクサ。そういえば、春に咲いていた、ヒメスミレもこのムラサキツユクサ同様、本土から取り寄せた芝に種が混入していて、八丈島に入ってきたものと思われます。
この他にも、アメリカネナシカズラや、ノボロギクなども確認しました。
この事がいい事なのか、悪い事なのかは別として、いろいろ考えさせられます。
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