日本の森で、赤い実をつけているオオアリドオシを見つけました。

植物に、万両、千両、百両、十両、一両と、呼ばれるものがあるのをご存知でしょうか？（私は、2、3年前まで知らなかったのですが）縁起物として千両、万両まではよく耳にしますし、
万両、千両は同じ名前の植物がありますから、すぐに、ああぁ！って、浮かんできますね。
百両は、カラタチバナ、十両はヤブコウジ、一両はアリドオシのことです。
そして、千両、万両があっても、アリドオシが無いと、「千両、万両、有り通し（アリドオシ）」にならないみたいですよ。

八丈島にはアリドオシの亜種の「オオアリドオシ」が自生しています。
三原山や、八丈富士ではよく見かけるオオアリドオシですが、植物公園のなかでは、あまり見かけません。
ハイキングに出かけた際、足場の悪い山中で、うっかりこれを掴んでしまうと、びっくりします。というのも、オオアリドオシには、細くて長い棘があるからです！山へ行かれるときは、ご注意を！

その他には、十両の「ヤブコウジ」、万両の「マンリョウ」が自生しています。