朝、八重根漁港のスロープにうずくまっている鳥がいました。
頭に黒いラインが入っていて、見慣れないカモメでした。
ビジターセンターに戻って調べてみると、「ミツユビカモメ」とわかりました。

ミツユビカモメは、グリーンランドや、北アメリカ、ユーラシアの沿岸で繁殖し、日本には冬に渡ってきます。本土では数はあまり多くはありませんが、普通に見られるそうです。
でも、八丈島では、あまり見かけないカモメの仲間です。

とても弱っているようで、目を閉じたままじっとしていました。八丈島で、疲れを癒して元気に繁殖地に戻ってくれればと、思いましたが、お昼過ぎに他のスタッフが見に行ってみると、
残念ながら、息絶えていたそうです。

元気に空を飛んでいる姿が見られなかったのは、とても残念です。