園内のあちこちで、ふぉんわかあまい香りがたちこめている場所があります。
そんな時、あたりをよーく見ると林の中にオレンジ色の鮮やかな房を付けた植物があります。「クロツグ」です。クロツグは、雌雄同株なのに、雄花の花序と雌花の花序が別々につくという、変わり者です。
クロツグの雄花です。
この芳醇な香りを漂わせるのは、この雄花。
オレンジ色の花びらが開くと香ってくる様です。
風にのって香ってくると、「あっ、いい匂いだな」と思うんですが、近付くと、不思議とちょっとしか香ってこないのです。どうしてかな?
こちらは雌花。
雄花とは、似ても似つかない花ですね。
こちらは香りも無く、地味な感じです。
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