大賀郷園地近くの臨時駐車場に、見慣れないアザミが咲いていました。
調べてみると、どうやら「キツネアザミ」ではないかと。
キツネアザミは日本(本州、沖縄)、朝鮮半島、中国、インド、オーストラリアに分布し、日本には古い時代に渡来したようです。
キツネアザミは、アザミと同じキク科ですが、アザミ属ではなく、キツネアザミ属です。
アザミの様でアザミではなく、狐に化かされたようだ。というのが名前の由来のようです。
大賀郷園地周辺で、もうひとつ見慣れない花がありました。南アフリカ、ウガンダ、マダガスカルに分布している「アリステア・エックロニー」です。
アヤメ科の仲間です。同じ科のフリージア(属は違います。)に良く似た姿をしています。
花は、青紫色の一日花でお昼頃には萎んでしまいます。
日本ではまだあまり見かけないそうですが、こぼれ種でどんどん増えるらしいので、そのうち、ヒメヒオウギズイセンのように、島のあちこちで見られる様になってしまうのでしょうか?
最後は、「ナワシロイチゴ」です。バラ科キイチゴ属の植物です。苗代を作る6月頃に実が熟すので、この名前が付いたそうです。島では限られた場所で見られます。
八丈島のキイチゴ類は白い花が咲きますが、ナワシロイチゴはピンク色の花を咲かせます。花は完全に開く事は無く、写真の様に咲きます。どんな虫がやって来て、どのように受粉するのか、見てみたいですね。
さてさて、この植物達、すっかり島に馴染んでしまうのか、消滅してしまうのか?
それが判明するのは、まだまだ先の事ですね。(それまで元気でいられるかなぁ?)
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