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2016年02月23日【 ちいさな春 】

園内で咲いていた小さな小さな春の花をご紹介します。
どれも、ナデシコ科の小さな花です。


はじめは、シロバナマンテマ。
ヨーロッパ原産で、最初は観賞用に入ってきましたが、現在では広く野生化しています。
白花とありますが、実際は真っ白な花は少なく、ほんのりピンク色のものが多いようです。

オランダミミナグサ

次は、オランダミミナグサです。
こちらも、ヨーロッパ原産の帰化植物です。在来種のミミナグサに似ていて、ヨーロッパ原産なので、この名前が付きました。
ちなみに、在来種ミミナグサの名前の由来は、対生する小さな葉をネズミの耳になぞらえたようです。



ノミノフスマ

湿ったところが大好きで、地面にはり付く様に横に広がって咲いていたのは、ノミノフスマ。
フスマ(衾)とは、布などで作った身体を覆う夜具の事で、その葉の小ささを蚤の夜具に例えたのが名前の由来です。


足下の小さな小さな春、皆さんも探してみてはいかがですか?

作成日:16.02.23
投稿者:kinoshita


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