神湊漁港にいたアオサギのお話です。
岸壁に一羽のアオサギが佇んでいました。
双眼鏡で覗いてみると、岸壁から身を乗り出して海を覗いている様子がわかりました。
それは、まるで泳ぐ魚を狙っているかのようでした。
でも、岸壁からダイブしたとしても、また飛び上がるのは難しそうに思えたので、
きっと諦めるだろうと思い目を離した矢先の事でした。
ギャーギャーと鳴きながら飛んできて近くに舞い降りたのです。
目を離した隙の事で、どうやってこの獲物を手に入れたかはわかりませんが、咥えているのは
どうやらキタマクラというフグの仲間に見えるのですが、いかがでしょう?
飲み込もうとしてはやめて、こんな事を何度も繰り返して、とうとう丸呑みしちゃいました。
やっぱりフグの仲間ですから、毒があるのに、食べちゃって大丈夫なのかしら?
最後は、岸壁のコンクリートにクチバシをこすり合わせて、歯磨き?のような事を
丁寧にやってましたよ。
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