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2017年12月24日【 近くて遠い島 八丈小島 】

八丈島のすぐ隣の八丈小島は、八丈島に一番近い所で4キロほど離れた所に浮かぶ島です。
1969年以降、無人島となっています。

12月20日、クロアシアホウドリ営巣調査に同行させていただきました。

上の画像は、鳥打という地区の集落跡近くから撮ったものです。
途中、八丈島を後にした橘丸や、御蔵島、三宅島などを望みながら登っていきました。

鳥打小中学校跡


この奥に、校庭と校舎があったそうです。
校舎は、上の部分は崩れ落ちてしまいましたが、基礎は残っていて当時を窺い知る手立てになります。校舎に向かって右側のコンクリートの囲いの中には、当時鳥打地区で唯一の発電機がありました。といっても、夕方の少しの時間だけしか電気は来なかったそうです。
集落跡には、立派な石垣が積まれ、雨水を貯めつタンクや、瓶などが残されていました。
なんと、集落跡には知人宅跡もたくさんありました。

クロアシアホウドリ

抱卵中


そして、八丈小島で繁殖が確認されたクロアシアホウドリ。
上の画像は、今年ペアが見つからなかった若鳥たち。
こんな風に若鳥たちで集まって、相手を探したり、ディスプレイの練習などをしているみたいです。

下の画像は、卵を抱くクロアシアホウドリ。
クロアシアホウドリは、年に一度だけひとつの卵を産み、オスとメスが交代で温めます。
卵が孵化するまで2ヶ月ちょっとの間、雨の日も、風の日も、温め続けます。
子育てをしている時期は、親鳥はとても神経質です。
1年に1度だけ、ひとつの卵を大切に育てるクロアシアホウドリ。
どうか、暖かかく見守ってくださいね。

作成日:17.12.24
投稿者:kinoshita


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