新年、明けましておめでとうございます。
普段よりも少しだけ長かったお正月休みも明けてしまいましたね。

さて、賑わっていた植物公園も少し静けさを取り戻し、寂しいようなほっとしたような複雑な
感じがします。
そこで、午前中に公園内で出会った一コマをご紹介します。

年末に「多いカモ」でご紹介した通り、バードサンクチュアリの池には未だにカモたちがやってきています。今日もそんなカモたちを観察に行ったのですが、その時の出来事です。

バードサンクチュアリの周りにはヤブツバキがたくさんあります。そんなツバキの花の蜜を吸いにやってくるシチトウメジロたち。
あちらこちらから、シチトウメジロの可愛らしい鳴き声が聞こえてきました。
でも、今日は何か変！？
花が咲いていないヤブツバキの木からもたくさんのシチトウメジロの声がしました。
何をしているのか、よく観察してみると・・・

何かを加えている様子がわかりました。
何かの幼虫を加えているようです。

正体は、これ。
クロスジイラガの幼虫でした。
クロスジイラガの幼虫は真冬に現れて、ツバキやタブノキの葉を食べて大きくなります。
シチトウメジロなど虫を食べたりする鳥には、絶好の真冬のタンパク源ですね。

今年もスタッフ一同、ワクワクするもの、面白いもの、不思議なものをたくさん紹介していきたいと思っています。どうぞ、お楽しみに！