八丈島の自然情報・公園情報・島の話題を紹介しています。

« フジの花がきれいです | メイン | 気持ち悪いって言わないで! »



2021年04月12日【 正体はヒメコウゾ 】

本来ならば、昨日は植物公園季節調査会が予定されていましたが、コロナウィルス感染拡大防止のためビジターセンターは休館が続いており、みなさんとこの行事が出来なかったので、スタッフの研修も兼ねて3名のスタッフで季節調査を行いました。


その時の一コマ。
園路の隅にヒメコウゾと思われる植物がありました。
この植物を囲んで、ヒメコウゾ、コウゾ、カジノキの3種のうちどれだかちゃんと区別がつく根拠は何か?の話になりました。

その時に、すぐに答えは出なかったので、帰って調べることにしました。
調べると、いろいろな違いはありましたが、一番の違いはヒメコウゾは雌雄同株で雄花と雌花をつける、コウゾ・カジノキは雌雄異株で雄花だけを付ける木、雌花だけを付ける木があるそうです。

本日、調べて改めて観察してみる事に。
すると、上の画像のように、赤くツンツンしている雌花と左のほうに見える白いポワポワしている丸い雄花がありました。
と、いうことはこの木はヒメコウゾだということがわかりました。

こんな風に、突き詰めて調べてみるのも面白いですね。


他に、昨日見つけたニラバラン。
薄緑色をした小さな花が集まって咲いています。

ニラバラン

と、昨日はなぜか目に止まらなかったニワゼキショウ。
アップにすると、色合いがとても素敵ですね!

ニワゼキショウ


上の2種とも植物公園の芝生で咲いているので、探してみてくださいね!

八丈ビジターセンターと八丈植物公園の温室は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため当面の間利用休止となっております。(ジェラテリア365 もお休みです)
何卒ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

作成日:21.04.12
投稿者:kinoshita


戻る