毎月第4土曜日に開催されている八丈学講座。
12月は樫立地区の八幡山を一周します。八幡山の歴史的遺産や独特の火山地形を見ながら参加された方々と色々な話をしながら歩きました。
まずは、本日のブリーフィングを行い、出発しました。
長い長い緩やかな上り坂を登って辿り着いたのは、中将院の石室です。
「昔、樫立村に夜な夜な鬼が現れて女子供に悪ふざけをするので困っていました。
そのことを聞いた流人の中将院がこの鬼を退治し、諏訪の庁に鎮め祀ったのです。以来、鬼の被害がなくなったので、村人は神として尊崇しましたが、その後、火定入滅したことからその霊を祀って石室を建てたとされています。」
という伝説が残っています。
中将院の石室から少し歩くと、突然前方が開けました。
開けた先にあったのは…
下を流れる唐滝川に新しく橋を架ける為の工事現場が、眼下にありました。
元樫立小学校の手前まで来た時、三原山越しに八丈富士が見えました。ビジターセンターから見える八丈富士とは違う見え方がとても新鮮でした。
解散場所へ戻る途中、服部屋敷のお庭を見せていただこうと、入っていくとご主人が出てきてくださって、服部屋敷の大きな蘇鉄について貴重なお話を伺うことができました。
2018年に南海タイムスに掲載された一つの株に雌花と雄花が咲いた蘇鉄のお話は、面白かったです。
お話しくださるご主人の後ろにある→は上にある→がさす株は樹齢70年、下の→がさす株の樹齢は10年だそうです。ソテツは成長が遅いのは知っていましたが、まさか、こんなに遅いとは!目からウロコの服部屋敷でした。
寒い中、お話ししていただいて、ありがとうございました。
次回、八丈学講座は「冬鳥を見よう」です。
どんな冬鳥が渡ってきているのか、楽しみですね。
みなさんのご参加お待ちしてます。
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