2023年03月23日【 クロアシアホウドリ講演会 】 |
3月11日(土)、東京大学名誉教授、慶應義塾大学訪問教授である樋口広芳氏を講師にお招きして、「世界に羽ばたけ、八丈小島のクロアシアホウドリ!」を開催しました。 3年ぶりに広く募集をかけての開催で、どれだけの方に来ていただけるか不安でしたが、34名の方が参加してくれました。 都合でお越し頂けなかった方に少し紹介します! 2013年の春に八丈小島に降り立ったクロアシアホウドリ。 その後、求愛や産卵まで至りましたが、大型猛禽類の捕食などの影響によりヒナまで育つことができませんでした。 そして4年目の2016/17シーズンに待望の2羽のヒナが巣立ち、「八丈小島は世界最北のクロアシアホウドリの繁殖地」になりました。 (※クロアシアホウドリは秋から春にかけて繁殖するため表記が年をまたいでいます) 八丈小島は、「残されたヤギの駆除が完了した」「イタチの放獣がされていない」「広い草地と緩やかな傾斜がある」ことなどがアホウドリ類の繁殖に適しているとのことでした。 順調にヒナの数も増え、2022/23シーズンは産卵数が159まで伸びているそうです。(伊豆諸島自然史研究会報告) これからいろいろと課題はありますが、未来に向けて、 「八丈小島にアホウドリ類が安心して繁殖できるすばらしい自然の世界をつくっていきたい」 「また、保全と管理をしっかりと行い、観察施設を整備した上で、小島をアホウドリ類を中心とした環境教育の一大拠点として活用していきたい」 これからが正念場になりますとの事でした。 「八丈島のみなさまの理解とご協力をお願いいたします。」と締めくくられていました。 最後にクロアシアホウドリは何年経つと繁殖をすることができるのか?と質問したところ、5年ほどで繁殖を始める個体もいると。 最初に巣立った2羽のクロアシアホウドリは、八丈小島に戻って繁殖しているかもしれないのですね。 講演会翌日、八丈小島のクロアシアホウドリの様子を見に行った樋口広芳先生よりメッセージが届きました。(撮影は伊豆諸島自然史研究会の岩﨑由美さんです) |
作成日:23.03.23 投稿者:takasu |