2024年04月13日【 北東の風がチャンス 】 |
伊豆諸島自然史研究会の調査によれば、今シーズンの八丈小島のクロアシアホウドリの雛は順調に育っているようです。 クロアシアホウドリは、海の上で生活するため、陸上の上を飛ぶことはありません。 (八丈島の内陸の上空を飛ぶことはありません) そんなクロアシアホウドリたちも陸から海に向かうかぜの場合、陸地に近づくことがあります。 八丈島から八丈小島に向かって吹く、『北東の風』の日がチャンスなのです。 特に、八丈島と八丈小島の間は比較的観察しやすいポイントになっています。 「都道215号八丈循環線」の小島が見える場所やダイビングのポイントでもある「ナズマド」、アロエ園近くの「永郷展望台」などからよく見えます。 双眼鏡があれば、さらによく見えるかもしれません。 クロアシアホウドリなどのアホウドリ類やミズナギドリの仲間は、ダイナミック・ソアリングという水面の気流を利用した飛び方で飛ぶため、水平線から見えたり、波間に消えたりします。 慣れないと少し探しにくいかもしれません。 風が強いと飛ぶスピードも速いので、さらに見つけにくいかもしれません。 最初は、高い場所からではなく、海に近い低い場所から探すのがお勧めです。 島の周りを飛び回るのもあと1ヶ月くらい。 北東の風の日は、西側の海で「クロアシウォッチング」してみてください! |
作成日:24.04.13 投稿者:takasu |